


介護とは、「想いに気付く」仕事なのだと実感しています。
この春、特別養護老人ホームに勤務して4年目を迎えました。現在ホームには100人近い方が入所していて、わたしはその中の10名を担当しています。
食事や入浴、トイレの解除など日常生活全般についてサポートをしますが、利用者の方が、少しでも"自分でやろう!"というやる気を出せるようにお手伝いするのも、私達介護福祉士の大切な役目だということを私は実感しています。
とは言っても、当然のことながら、利用者の方はお一人お一人、健康状態もその日の気分も様々なんですよね。
だから、例えば食事の介助の時に利用者の方が「食べたくない」とおっしゃった場合には、「どうして、食べたくないんだろう?」「おやつなら、食べられるかな?」...など、その方の気持ちになって、その方の小さな"想い"に気付くことが、何より大切じゃないかなと考えています。
笑顔を引き出せる、素敵な介護福祉士になりたい!
そんな想いを伝え合うには、コミュニケーションがすごく大事。でも、コミュニケーションの方法というのは本当に多種多様で、新人の頃は特に、沈黙の不安をごまかそうとして、ひたすらおしゃべりをしてしまっていました。
でも、利用者の方の中にはお話が出来ない方もいらっしゃいますし、話題に関心が持てないことだって、場合によっては当然あるでしょう。だから、日頃からその方のお話や行動、表情や仕草などを注意深く、落ち着いて見て、考え、その方の「ひととなり」を自分なりにつかむことがとても大切なんだと、私は考えています。
難しいことはたくさんあるけれども、利用者の方の笑顔や「ありがとう」という一言に、とても癒され、疲れも吹き飛んでしまいます。
私は、いつも笑顔を忘れずに、利用者の方の笑顔をもっともっと引き出せる、素敵な介護福祉士になりたいと思って毎日頑張っています。

「人」と「人」とのつながりのなかで生きる介護福祉士。
介護には、こころが震える瞬間がかならずあります。
はじめまして。介護福祉学科長の飛田いく子です。
私は、社会福祉協議会ヘルパーや民間訪問介護事業所の所長など、これまで11年間の現場経験を重ねてきました。その経験を活かして、皆さんに生きた介護の知恵・知識を教えることが出来るよう、日々教鞭をとっています。
介護には、「こころが震える瞬間」がかならずあります。
そしてその中で、自分が誰かをお世話するのではなく、自分こそが介護を通じて育てられているということを、実感する時が訪れます。
介護に欠かせない「人と人」との関わりにおいて、信頼関係を築くことの大切さと難しさを、身をもって感じることもあるでしょう。
本学の講義では、そんな私自身の体験の全てを、皆さんに伝えていきたいと考えています。
本学での様々な学びを通じて、ぜひ、あなた自身の優しい気持ちを忘れないまま、素晴らしい介護福祉士を目指して下さい。
介護福祉学科長
飛田いく子
























