学科案内

作業療法学科 3年制男女

患者さんの心に寄り添える作業療法士が目標。
常に実践を意識しながら一歩ずつスキルアップ。

作業療法士の仕事

作業を通した心身機能の回復
陶芸、ビーズ手芸など、作業を通して集中力や指先の巧緻動作(細かい動作)などの回復をめざします。
運動機能の回復を促進
指先などを動かす治療により、さらに細かな運動機能の回復を促していきます。
日常生活動作の訓練
運動機能または残存能力を統合し、日常生活を送るための動作を練習します。
集団でのレクリエーション
グループ活動を用いながら、心身両面に対してリハビリのアプローチを行います。

作業療法士の活躍の場

一般病院/特定機能病院 / 精神病院 / 地域医療支援病院 / 身体障害者更生施設 / 児童福祉施設 / 知的障害者福祉施設 / 介護老人保健施設 / 通所リハビリテーション / 訪問看護ステーション / 就労支援事業施設 / 地域包括支援センター / 保健所/保健センター / 地方自治体/特別支援学校

4つの学びのポイントで、作業療法士の合格力と現場での実践力を身に着けます。

現役の医療従事者も講師

第一線で活躍する現役の医師・作業療法士等を講師にお迎えして、臨床における生の声を伝え、医療現場に即した実践的な教育を丁寧に行います。

体験重視の教育で実践力の養成

ロールプレイングを重ね、人との接し方を習得するなど体験重視の教育を行います。体験する過程を経て学生の問題解決能力を養い、実習や臨床で応用的に行動することをめざします。

視野を広げる地域実習の実施

本学科では全学年で地域作業療法学実習を実施し、病院だけでなく施設や地域サービスなどの社会資源について造詣を深めます。

確実に知識習得をするために総合学習論導入

医療従事者として必要な基礎力を養うため、理解が深まるまで繰り返し指導。基礎が固まったら段階的に予習、復習を展開し、学んだことを着実に身につけます。

時間割(1年次前期の例)

(2022年度実績)

1時限
9:30

11:00
運動学Ⅱ人間発達学運動学実習臨床心理学基礎作業学
2時限
11:10

12:40
老年学生理学Ⅱ生理学実習解剖学Ⅲ解剖学実習
3時限
13:30

15:00
医療倫理・死学内科学解剖学Ⅳ作業療法評価学Ⅰ機能解剖学Ⅱ
4時限
15:10

16:40
言語療法学概論HR内科学HR機能解剖学Ⅱ

先輩からのメッセージ

野口 結生さん(長野県 飯田OIDE長姫高等学校出身)
 入学時の授業では、わからないこともありましたが、先生方が親身に教えてくれたおかげで、今では知識が増えていることを実感できます。担任・副担任制でアットホームな雰囲気が感じられ、優しく思いやりのある仲間ばかりなので、毎日の学校生活が楽しいです。将来は、患者さんの気持ちに寄り添い、その後の人生に生きがいや希望を与えられる作業療法士になりたいです。

教員からのメッセージ

廣瀬 達也先生
作業療法概論・地域作業療法学・作業療法治療学Ⅱ(高齢者)・作業療法治療学Ⅶ(高齢者)・健康支援学・生活環境学/作業療法士
患者様の生活を支えるために、専門性を追求し研鑽を続けられる人。

 患者様の身体だけでなく、精神面やその人を取り巻く環境にも介入できる仕事が作業療法士です。そのため、様々な領域の知識や技術、教養を身に着けることが重要。在学中はICT機器を活用した授業や、グループワークを通して問題解決思考を養い、仲間と協力して壁を乗り越えるプロセスを経験していきます。患者様の生活を見据えた作業療法士をめざすため、教員も全力でサポートしていきます。

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電子テキストとAIを活用した「記憶定着システム」を採用
本校では、タブレット端末(iPad)を使用した電子テキストを採用。授業で使用するテキストをタブレット端末(iPad)にダウンロードするシステムなので、通学途中での予習・復習も容易です。「一括検索機能」も標準装備され、複数のテキストから調べたい項目を一挙にリストアップでき、効率的な学習が可能です。また、AI(人工知能)を活用した「記憶定着システム」も採用。いつでも、どこでもタブレット端末やスマートフォンを活用して復習問題を解くことができ、学習内容の記憶定着を促します。(理学療法学科も同様)
医療関係者のための医療情報総合Webサイト、メディカルオンラインが利用可能
メディカルオンラインは、日本国内の学会・出版社発行の雑誌に掲載された「医学文献」のデータベースサイトです。医療ジャーナルの検索、有料での文献全文閲覧・ダウンロードが可能で、医師・看護師・医療従事者が多く利用しています。
本校の学生は、メディカルオンライン有料サービスが利用可能で、授業の課題をはじめ、卒業論文作成、臨床実習のカンファレンス等で活用しています。(理学療法学科も同様)
専門学校では数少ない、医学部での解剖見学実習
2年生は、愛知医科大学の協力を得て解剖見学実習を実施しています。実際の献体を見学し、教科書に記載されている骨や筋を直接立体的に確認する貴重な経験ができます。愛知医科大学での解剖見学実習ができる同分野の専門学校は数少なく、身体の奥にある靭帯を観察することも可能です。(理学療法学科も同様)
世界作業療法士連盟(WFOT)に認められた世界標準の教育
WFOTとは、世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists)のことで、作業療法の国際的な推進を行うことを中心に、作業療法の普及や発展、教育研究水準の維持・改善などを目的とする組織です。本校はWFOT基準に達し、WFOTに認可された専門学校です。WFOTは、作業療法士の国際的な認知に係る唯一の方法で、海外で作業療法士として働く際に現地医療機関がWFOT認可校卒業生か否かをチェックされることが多いとされています。
国家試験合格の架け橋 Y-Aメソッド

Y-Aメソッドのイメージ

国家試験は、午前・午後あわせて200問出題されます。国家試験合格には確かな知識と同時に問題を速読し、瞬時に回答を導き出すスキルが必要となります。本校では3年生で、独自の国試対策、「Y-Aメソッド」を実施します。「Y-Aメソッド」の目的は①短時間で多くの問題を解くことにより速読力向上②グループ学習で互いに教えあうことにより確かな知識を習得の2点です。「Y-Aメソッド」でクラス一丸になって国家試験全員受験、全員合格をめざします。(作業療法学科も同様)