教員からのメッセージ
Vol.80 出会った利用者様の「いちばんの存在」を目指して
介護の仕事を始めたばかりの頃、言葉を上手く出せない利用者様の介助を毎日行っていたのですが、伝えようとしていることを理解できず毎日怒られました。
最初の頃はその方の笑顔を見ることはなかったのですが、諦めずに何度も聞いたり、コミュニケーションを取っていくとその方が伝えようとしていることが分かるようになり、お互いに笑顔で過ごせるようになりました。
伝えたいことや生活に対する思いが分かるようになってからは、生活のすべてを任せてもらえるようになり、いろんな話しをしました。少しだけ信頼してもらうことができ、介護福祉学科の基本方針にもある「いちばんの存在」に近づけたのではないかと思っています。
皆さんも介護の仕事を通して、出会った利用者様の「いちばんの存在」を目指しませんか?
介護福祉学科 伊藤 佳啓 先生
(2024/01/31掲載)