学校からのお知らせ
Vol.54 「進路選択に向けて~今描く工程」
2014/04/07
いよいよ進路選択を固める時期を迎えた新3年生のみなさん、自らの可能性を感じ取りつつ具体的に絞り込む工程を迎えます。比較的早い取り組みの方は、2年生の半ばあたりから進学含む進路相談フェアに参加しつつ、自分の興味はどんな方向にあるかを模索してきていると想像します。
進学は職業の選択に連絡し、職業の選択は自分の「興味」世界に繋がりましょう。福祉型興味か、芸術型、官僚型、探究型、技術型、経営型興味か...などに分類され「yes-no」チェック体験で自分の興味世界を知る機会を得た方もあるかもしれません。勿論、興味世界と職業とを一致させるばかりの職業選択とは限らないし、職場見学や職業体験、生活環境、家族環境から職種希望も生まれます。
いずれであれ選択の動機になり、次のステップが待っています。学科選択です。続いて学校選択です。的を絞って情報収集し納得できる進路選択をたどるのですが、日頃の高校での学習を疎かにしないことも大切です。可能性や選択肢を大きく保つためです。
生産行動の価値基準は、質および量、時間、費用です。進路選択は広い意味での生産行動に当たり同じ基準を含むと言えます。自分にとって相応しい学校か、自分が適応できる学校であるかに始まり、目的を遂げるまでの時間と費用を考え意思決定します。その意思決定を確実にするのは、学習力の前に「〇〇を目指す。〇〇になる」という「決意」と「覚悟」です。これらは自我実現のエネルギーであり、社会人の方にとっても最終決断の段階で同じです。順々に手順を踏まえて確実な一歩を期待します。