『あなたは何のために勉強しているのですか？』　目標を達成するため？　"いい"学校に進学するため？　"いい"会社に就職するため？　お金持ちになるため？　勉強が好きだから？　そもそも勉強ってしなきゃいけないのでしょうか。私はこう考えます。快適に、楽しく生きるためには絶対に勉強が必要だと。例を挙げてみましょう。皆さんは携帯電話がないと困りますね。では初めて手にした時から今のように使えましたか？　説明書を読み、店員さんに聞き、友達に教えてもらい、繰り返し使いながら覚えていったのではないでしょうか。つまり何度も繰り返し勉強したから使えるようになったのです。

　初めて口にする食べ物は甘いのか、苦いのか、冷たいのかわかりません。でもソフトクリームを見れば、冷たくて甘いものとわかります。それは過去に食べて"学んでいる"からです。学んだからこそおいしくないものを口に入れなくてすむのです。見る、聞く、読む、感じる、体験することの全てが勉強なのではないでしょうか。理学療法の勉強も同じように、日々の経験の積み重ねです。

　さて、あなたは何のために勉強しますか？　一度ゆっくり考えてみませんか。