学校からのお知らせ
Vol.26 「3歳ごろの指先と耳の記憶」
2009/08/01
今から約39年前(3歳ごろ)にピアノを習い始めました。その当時の記憶はほとんどないのですが、最初に習ったバイエルやシェルニーなどの練習曲を弾くと何となく、その頃の自宅のピアノの風景を思い出します。行き先の記憶が42歳になっても変わっていないことを最近実感します。また、絶対音感は、年齢とともに衰えるなどと聞いたことがあります。
演奏スタイルは芸大時代からジャズピアノトリオやポップスなどのスタジオでの仕事をしていたせいか、今では、ほとんどコード譜だけのインプロビゼイション(即興)になり、その場の音も感じ取って弾くので、楽譜はほとんど使わなくなりました。これからも『3歳ごろの行き先と耳の記憶』と一緒に生きていくのだと考えると両親、ピアノの先生に感謝です。