学校からのお知らせ

Vol.32 「smile for me・・・」

2010/07/01

私が作業療法の学生だったころ、重度障がい児の生活のお手伝いをしていました。彼の名はO君。7歳の男の子でした。数人位の学生で毎日の入浴前後の準備をするのが私達の役割でした。ある日、彼の母が言いました。「あなたが抱っこしてくれているときがこの子が一番安心して笑ってる。」と。

その言葉を聞き、私は彼をじっと見つめました。彼はいつものように私に笑顔を見せてくれています。その笑顔は私の「作業療法士」人生を固めてくれました。作業療法だけでなく、医療・福祉に関わることは、笑顔をたくさんもらえる仕事だと思います。幸せな気分で仕事をするって本当に楽しいですよ。